教材について

Step Up e-Listeningの特徴

1. 3 Step System の指導理論が教材の基盤

Step Up e-Listeningは、3 Step Systemという認知科学やシステム科学、それに音声科学の知見を学際的、総合的見地から収集し、それらをシステム化して一つの理論にまとめ上げた指導理論に基づいて制作されている。これまでこの指導理論を基盤として制作された教材は数多くある。それらの教材の形態は1種類ではなく、学習形態に合わせて1〜3のような形態のものが作られてきている。

3 Step System教材の形態
対面授業用 1. 印刷テキスト+音声CD
自習用
(対面授業と組み合わせる)
2. 印刷テキスト+音声CD
3. CD-ROM教材
4. インターネット教材

上記4種の形態には、それぞれ長所と短所がある。本プロジェクトで開発した「4. インターネット教材」の場合、短所として「サーバー能力などによりコンテンツに制限が加えられる」、「サーバーが悪意のある攻撃にさらされる危険がある」といったことが挙げられる。

そこで、これらの欠点をできるだけカバーすると同時に、「OSに依存しない」、「教材の更新が容易に行える」、「学習履歴の一括管理が容易に行える」といった長所を活かし、学習者および教師にとって使い勝手の良い、効果的な教材が開発されている。

2. 学習者のモチベーションを維持させるための工夫

e-Learning教材を使った学習は、緊張感を保つことが困難で、孤独な学びになる傾向があると言われる。このため、e-Learning教材を使った指導を行う際には、学習者の孤独感を排除し、学習者同士の良い関係を築かせるための策を講じるべきであろう。

たとえば、対面授業の時間を有効に使うことのほかに、同じ教材を使用して学習している学生が刺激しあえるようなインターネットの電子掲示板を活用することが考えられる。これは、学習環境としてインターネット環境が整備されているからこそ出来ることである。

3. 教材の修正や新規作成が容易

Web教材とCD-ROM教材は、一見、同じように見えるかもしれないが、実は大きく異なるところがある。たとえば、先に挙げた「教材の更新が容易」という点について具体的に言えば、CD-ROM教材やDVD教材の場合、一旦、完成版を作成し、大量に配布用の複製品を作成してしまうと、その後のスペルミスの訂正や解説の変更には、莫大な時間と予算が必要になる。さらに、素材自体を入れ替えて新しいCD-ROM教材、DVD教材を作成しようとした場合には、新たに委託業者へ作業を依頼しなければならず、経済的な理由から諦めざるを得ない状況であった。

一方、Step Up e-Listeningの場合、教材はサーバーで管理しているため、スペルミスの訂正や解説の変更などは瞬時に教材に反映される。この作業は専門的知識を必要としないため、委託業者に支払う費用はかからない。また、新たな教材については、素材データ(音声、画像)を用意し、ある規則に従ってタスクやヒントをExcelシートに記入していくことで作成することができるため、費用を大幅に削減することが可能である。

4. 学生の学習進捗状況やテストの得点を一元管理

3 Step System のCD-ROM教材の場合、学習履歴はハードディスクかフロッピーディスク(FD)にしか保存できない。ところが、最近のパソコンにはFDドライブが装備されていないものも多く、さらに教育機関のパソコンはハードディスクへの書きこみが禁止されている場合がある。この問題が解決できないために教材の使用を断念せざるを得ないというケースもある。また、教師が受講生全員のFDを回収し、学習履歴のデータ分析を行うことも、時間と手間のかかる作業となっている。

Step Up e-Listeningの場合は、学習者の学習履歴がサーバーで一括管理されるため、各学習者の学習時間、学習場所、テスト類の得点等の確認は瞬時に行え、適切なタイミングで個人へのアドバイス等を行うことができる。また、履歴データはCSV形式でダウンロードできるため、Excelで読み込んで詳細なデータを分析することも、比較的短時間で実践できる。

利用方法について

Step Up e-Listeningは教育機関に属する方であれば、どなたでもご利用いただけます。利用に関しては教材使用の規約に同意していただくこと、および下記の情報の提出が必要となります。

  1. 利用機関名
  2. 管理者情報

上記の情報を「お問い合わせ」先までご連絡ください。折り返しご連絡いたします。なお、場合によってはご利用をお断りする場合もございます。予めご了承ください。

教材使用の際の規約

教育機関でStep Up e-Listeningを使用する際には、以下の規約を遵守する必要があります。

Step Up e-Listeningは、科学研究費補助金による研究のなかで制作されたもので、制作物を評価する必要があります。このため、個人的に、または教育用にお使いいただいた場合は、その結果や印象について、ご報告をいただければ幸いです。また、本教材をより良いものにするため、アンケート調査へのご協力をお願いいたします。お答えいただいた情報は、統計的に処理し、秘密は厳守いたします。

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